第1回 電脳建築最適化 世界選手権が開催されました。

2019年6月8日(金)第1回電脳建築最適化世界選手権が京飯田橋の空気調和・衛生工学会の会議室で開催されました。エミュレーターと呼ばれる詳細な建築・設備シミュレーションを使って、最適化運用の手法を競い合う選手権です。工学院大学富樫先生が主査、私と国総研の宮田先生が幹事をしている空気調和・衛生工学会の委員会で主催したものです。
最初にエミュレーターや選手権のルールについて富樫先生より説明がありました。

次に私が操作方法をガイダンスし、宮田先生が建物のエネルギー消費特性について説明しました。

1分間隔の年間データ(ビックデータ)を瞬時にグラフ化するプログラムを宮田先生がその場で公開して、その高度なプログラムに会場がざわざわしていましたね。実は山本研究室からも学部4年生のチームが参加しました。私は主催者側なのでアドバイスしませんが、快適性と省エネ性に配慮して最適な空調システムの運用法を探ってみてください。上位入賞できるといいですね。

結果はWCCBOのHPから常時確認することができ、2か月間であれば何度もトライすることができます。2か月後の最終結果が楽しみですね。参加者には学部3年生から大学院生まで、多くの学生も参加してくれました。今までは建築設備の運用研究はニッチな分野でしたが、最適運用への関心が増しているのを感じました。AIによる高度な運用最適化なども取り組まれ始めています。今後の建築設備運用分野の発展を期待します。
選手権後には懇親会が開かれました。富樫先生ごちそうさまでした!

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