研究内容
強風分野
適風分野
弱風分野

 


 強風を取り扱う耐風構造分野(Project 1)における研究目的は,建築物の合理的で経済的な耐風設計手法を確立し,都市や建築物の強風災害を低減させることであり,以下の研究テーマに取り組んでいる。

(1)強風発生確率予測システムの構築
強風の発生確率を各地域の気候条件等を考慮して予測し,台風シミュレーション手法を用いた設計風速予測システムの構築を行う。

(2)建築物に作用する風力の特性把握と応答予測手法の確立
建築物に作用する風力の特性を明らかにし,風圧力,風力の電子的データベースの構築を行う。また,塑性領域に至るまでの建築物の風応答性状の把握,応答予測手法の確立,繰り返し風力による疲労設計手法の検討,各種限界状態と対応する耐風設計手法等の検討を行う。

(3)応答モニタリングシステムおよび強風災害低減システムの構築
風応答の実測,精度良い建築物のシステム同定手法の開発,GPS技術等を利用した都市建築物群の風応答モニタリングシステムの開発,FEMモデルとの併用による健全性評価システムなどの研究を推進するとともに,APEC諸国の実情に応じた対風構工法の開発も実施する。

Copyright 東京工芸大学建築学科 Tokyo Polytechnic University
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