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東京大学秩父演習林 栃本作業所 (2004)

東京大学の農学部に附属する広大な秩父演習林の入り口の谷間に位置する、研究者の宿泊施設と管理者の事務棟である。「森を守る男たち」と「森の探訪者」たちの「住まい」として計画している。建物は敷地の地形に沿って細長く屈曲する平面形状をもち、深い軒の出と原生林の山並みを観察する天窓が外観を特徴づけている。内部空間は、日照が各所に差し込む大きな屋根の下に水回りのスペースを4箇所に集約して黒い箱状につくり、全体があたかも森の中の散歩道のようにつくられて、外部に設けた庭と内外がなめらかにつながる工夫がなされている。(2004年竣工、写真未掲載)

 

2003.12〜2004.3

施工期間  2004.4〜2004.6敷地面積  2365.35m2

建築面積   127.96m2

延べ床面積  121.73m2

DATA

 

■建築条件

所在地  :埼玉県秩父郡

主な用途 :宿舎+事務所

敷地面積  :2365.35m2

 

■建築概要

建築面積 :127.96m2

延床面積 :121.73m2

構造・規模 :木造、RC造、一部鉄骨造

      地上1階

設計期間 :2003年12月〜2004年3月

工事期間 :2004年4月〜2004年6月

 

意匠設計 :東京大学施設部

      八尾廣+角倉剛+大野高志

     (THTアーキテクツ)

構造設計 :TIS & パートナーズ

設備設計  :環境エンジニアリング