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Nobuyuki Kobayashi
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  1. 閉鎖的空間内の気流性 昭和49年 5月 生産研究(東京大学生産技術研究所),Vol.26, No.5,pp.181-187, (1974)
    熱・物質等の拡散現象を理解するためには,気流性状,特に乱れの性状に関する知識が不可欠となる。室内とか中庭のような閉鎖的な空間内の乱れは大気乱流とは大きく異なるので,渦動粘性係数を新たに定義し,乱流速度,混合距離等の乱れの統計量と基準風速,空間の大きさとの関係を明らかにした。又,これらの乱れの統計量の予測方法について検討した。
    (担当部分)実験,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)勝田高司,村上周三,小林信行,戸河里 敏

  2. 温風暖房時の室内温度分布に対するアルキメデス数の影響 昭和49年 6月 生産研究(東京大学生産技術研究所),Vol.26, No.6,pp.226-230, (1974)
    室内空気分布の模型実験法では,吹出しのAr数が場の温度分布に大きな影響を及ぼすことが明らかなので,Ar数を等しくした場合の温度分布の一致の程度を詳細に検討し,それを踏まえて,温度分布に対するAr数の影響および流れのパターンに対するAr数の影響を明らかにした。
    (担当部分)実験,データ分析を担当した。
    (著者)勝田高司,村上周三,小林信行,戸河里 敏

  3. 閉鎖的空間の気流性状に関する基礎的研究 昭和50年 3月 学位請求論文(東京大学)(1975)
    空気環境を考える際に基礎となる気流性状,とりわけ乱れの性状を明らかにするために,室内とか建物中庭などのように周囲を建物自身の壁面などで囲まれている閉鎖的な空間を対象にして実測,実験を行い,乱れの性状を表す代表的な統計量である乱流速度,特徴時間,混合距離,渦動粘性係数の性質を明らかにした。また,これらの統計量の性質を用いて,空間内の混合距離,渦動粘性係数の予測法を提案した。

  4. 閉鎖的空間の気流性状に関する研究(第1報 空間中央の乱れの性状)昭和50年8月 日本建築学会論文報告集,No.234, pp.89-100, (1975)
    建築内部及び建築物によって形成される各種(8種)の閉鎖的空間の乱れの性状を実験的に調べ,乱れの統計量と基準風速,空間内の位置,空間の大きさなどの関係を明らかにし,空間形状やその大きさから空間内の渦動粘性係数を予測する方法を提案した。特に,ここでは空間中央の乱れの性状について述べた。
    (担当部分)実験,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)勝田高司,村上周三,小林信行

  5. Wind Effects on Air Flows in Half-Enclosed Spaces 昭和50年 9月 Proceedings of 4th International Conference on Wind Effects on Buildings and Structure, pp.433-446,(1975)
    空間の換気回数を現場で測定する方法として濃度減衰法を用い,種々の半閉鎖的空間の換気回数と外部風速との関係を明らかにした。更に,これらの換気回数を風洞模型実験で予測するための相似則を示した。また,空間内の気流の3次元測定を行い,渦動粘性係数の予測方法を示した。
    (担当部分)実験計画,測定,データ分析を担当。
    (著者)Takashi Shoda, Shuzo Murakami, Nobuyuki Kobayashi

  6. 閉鎖的空間の気流性状に関する研究(第2報 乱れの統計量の空間分布) 昭和50年12月 日本建築学会論文報告集,No.238, pp.69‐75,(1975)
    乱流速度,特徴時間,混合距離,渦動粘性係数などの乱れの統計量の空間分布を超音波風速計を用いて詳しく測定し,これらを予測するために空間分布を表現する関数形を提案した。
    (担当部分)実験,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)勝田高司,村上周三,小林信行

  7. Minimum Reynolds Number for the Relaxation of Similarity Requirements for Predicting Room Air Distribution 昭和55年 1月 東京工芸大学工学部紀要 Vol.3, No.1,pp.43-50, (1980)
    室内空気分布の模型実験の相似条件に関連して,吹出しのRe数と室内の気流速度及びその流れのパターンとの関係を実験,可視化実験により詳細に調べ,スロット型吹出口の場合には,Re数>11000で流れのパターンが変化しなくなることを明らかにした。これにより,この種の模型実験での相似条件の一つである乱流Re数の一致の条件を緩和できることを示した。
    (担当部分)実験計画,データ解析,論文の執筆を担当した。
    (著者)Nobuyuki Kobayashi, Yukio Matsubara

  8. 熱対流による空気循環を利用したソーラーハウスの実験的研究 昭和57年12月 日本建築学会建築環境工学論文集第4号,(1982)
    建物南面で得られる日中の日射熱を北側室の採暖に役立てるための方法として,熱対流を利用した空気循環による南面から北側への熱搬送を取り挙げ,この搬送方法の可能性や望ましい径路形態,また,この手法の北室温度への寄与等について自然の気象条件下において空気循環型と在来型の2つの実験住棟を並設して検討した。
    (担当部分)実験計画,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)小林信行,村上周三

  9. パッシブソーラーハウスの実験的研究 熱対流による空気の循環を利用した 昭和57年 7月 生産研究(東京大学生産技術研究所) Vol.34,No.7,pp.316-319,(1982)
    建物南面で得られる日中の日射熱を北側室の採暖に役立てるための方法として,熱対流を利用した空気循環を採用し,空気循環型と在来型の2つの実験住棟を並設し,両者を比較することにより空気循環による熱搬送の可能性を検討した。空気循環のための径路(厚さ5cm)を設けることにより,空気は40cm/s程度の速度で流れることを自然の気象条件下で確認した。
    (担当部分)実験計画,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)村上周三,小林信行,服部孝博

  10. 熱対流による空気循環を利用したパッシブソーラーハウスの実験的研究 昭和57年12月 東京工芸大学工学部紀要Vol.5,No.1,pp.49-57,(1982)
    空気循環型及び在来型の2つの実験住棟を用い,空気循環径路による熱搬送の室温に対する効果を自然の気象条件下で測定し,空気循環型の北室温度は在来型よりも常に3℃高く保たれること,また,早朝においては空気循環型の1階北室温度は外気温よりも8℃高い温度になっていることを確認した。
    (担当部分)実験計画,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)小林信行,須能 誠,村上周三

  11. Experiments on Passive Solar System with Full Scale Test Houses 昭和58年 8月 Proceedings of the Eighth Biennial Congress of the International Solar Energy Society, pp.554-558,(1983)
    熱対流を利用した空気循環型のパッシブソーラーハウスの有効性を,2つの実験住棟を用いた自然条件下での測定を行って検証した。空気循環径路の適切な形状,径路の空気流動状態,それによる熱搬送の室温に対する効果の程度等を明らかにし,また,実用に耐え得るように,日射量の少ない日が数日続いた場合の対策として蓄熱レンガを組み込んだシステムを考え,蓄熱状態の解析を行った。
    (担当部分)実験計画,データ解析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)N. Kobayashi, S. Murakami, N. Abe, T. Hattori

  12. Effects of Turbulence Intensity on Gaseous Diffusion around Two Model Buildings 昭和59年 1月 東京工芸大学工学部紀要 Vol.7,No.1, pp.60-68,(1984)
    建物屋上から排出された汚染ガスの拡散状況を風洞模型実験により調べた。特に,接近流の乱れの強さが周辺建物壁面濃度に及ぼす影響を,乱れの強さを種々に変化させて検討した。乱れの強さが大きくなると汚染ガスを排出している建物近傍の濃度は高くなるが,周辺の建物壁面,風下の地上面では逆に濃度は低下する傾向にあることを明らかにした。また,乱れの強さが大きくなるとともに,建物うしろのウェイクの長さも大きくなり,乱れの強さが15 %の時建物高さの4倍になることを示した。
    (担当部分)実験計画,データ分析を担当した。
    (著者)Masaaki Ohba, Nobuyuki Kobayashi

  13. 半閉鎖的空間の空調設計に対する外部風の影響について 昭和60年 3月 日本風工学会誌 No.23, pp.11-22,(1985)
    開口部が多く散在するアトリウムの換気回数,内部風速について風洞模型実験を行い,外部風による換気回数の超過確率を予測する方法を提案した。この超過確率を用いて考察すれば,空調設計時の外気取入れ量を必要以上に大きくすることがなくなり,省エネルギーにも役立つことを示した。また,内部風速が速くなり過ぎないための対策についても風洞実験により検討した。
    (担当部分)実験計画,データ分析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)小林信行,大場正昭

  14. 実測に基づく市街地の風環境の評価 昭和60年12月 東京工芸大学工学部紀要,Vol.8,No.1,pp.44-55,(1985)
    市街地再開発により2棟の高層建物が計画された地域周辺の地上レベルの風の状況を,建物建設開始当初から建設中,建設後を通して3年間に亘って実測を行い,平均風速,突風率,風速比等を求め,また,日最大瞬間風速の超過確率を求めて,確率を考慮した風環境評価尺度に照らして再開発地区の評価を行った。
    (担当部分)実験計画,データ分析を担当した。
    (著者)小林信行,大場正昭 村上周三

  15. Experimental Studies for Predicting Concentrations around Buildings using Supperposition of Concentrations with Probability of Wind Direction 昭和61年 3月 Proceedings of Clean Air Congress86, International Union of Air Pollution Prevention Associations pp.119-126, (1986)
    風向変化を伴う自然風中の拡散状況を風洞模型実験で予測するための方法として風向出現頻度分布を正規分布と見なし,各風向の出現確率を区間分割の方法により求め,各々の風向での風洞模型実験で得られた濃度を風向出現確率に応じて重ね合わせる方法の有効性を検討した。この際,適切な風向の区間分割数についても検討した。
    (担当部分)実験計画を立て,研究を指導した。

    (著者)M. Ohba, N. Kobayashi

  16. 風向の出現頻度を考慮した重ね合わせ法による建物近傍濃度の予測方法に関する実験的研究 昭和61年10月 日本建築学会論文報告集,No.368,pp.10-20,(1986)
    拡散の風洞模型実験では,風洞では再現し難い自然の風に付きものの風向変化が問題となる。建物近傍の濃度を対象にした野外実験を行い,従来行われている予測方法および風向変化を考慮して数回の風洞実験を重み付けして重ね合わせる予測方法の2種の予測結果を比較検討し,風向変化のある場合の模型実験の方法として重ね合わせ法を提案した。この方法を用いることにより従来の方法よりも濃度予測の精度を15%向上させることが出来ることを示した。
    (担当部分)実験計画を立て,研究を指導した。
    (著者)大場正昭,小林信行

  17. 住宅の自然通風に関する実験的研究 その1 実測と風洞模型実験による天窓の通風効果を中心として 昭和62年 2月 日本建築学会論文報告集,No.372, pp.10-20,(1987)
    住宅の通風について,実大のモデル住宅を用いた実測および風洞模型実験により検討した。風洞実験結果と実測結果とは風圧係数について非常に良く一致すること,天窓は通風量の増加に効果が大きいこと,開口条件により,室内の通気輪道は大きく異なること,通風の効果により体感温度の低下が得られること等を明らかにした。
    (担当部分)実測を行い,データ分析を担当した。
    (著者)村上周三,小林信行,加藤信介,赤林伸一

  18. 移動式三杯風速計を用いた長期実測に基づく市街地地表付近の風環境評価に関する研究 昭和62年12月 日本建築学会論文報告集,No.382, pp.10-19,(1987)
    市街地再開発地域の高層建物周辺の歩行者レベルの風の状況を長期間に亘り現場実測した。数ある評価尺度のうち現実の状況と評価との対応が良いとされるA.G.Davenportら,W.H.Melbourneら, 村上らの3つの尺度を選び,これらを適用した市街地の風環境評価結果を比較検討し,それぞれの評価尺度の特徴を明らかにした。
    (担当部分)実測を指導し,それぞれの評価尺度の考察を担当した。
    (著者)大場正昭,小林信行,村上周三

  19. Study on the Prediction Accuracy of Instantaneous Wind Velocity and the Assessment of Environmental Wind Conditions at Ground Level around Two High-rise Buildings by using Wind Tunnel Techniques 昭和63年 4月 Proceedings of 4th International Conference on Tall Buildings(Hong Kong),pp.431-437,(1988)
    風洞模型実験により,高層建物周辺の瞬間風速を予測し,その精度について検討した。突風率を誤差率10%の精度で予測できることを示した。また,風環境評価を行い,評価対象地域の風環境は日常生活に支障がないことを示した。
    (担当部分)実測を指導し,それぞれの評価尺度の考察を担当した。

    (著者)M. Ohba, N. Kobayashi, S. Murakami

  20. WIND EFFECTS ON VENTILATION FLOW RATE OF LARGE SPACES WITH MANY OPENINGS 昭和63年 8月 Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics, Vol.29. pp.283-292, (1988)
    開口部の沢山ある半閉鎖的空間においてもトレーサーガス法による換気回数の予測が有効であることを風洞模型実験により示し,可動の屋根を持つアトリウムの風力による換気回数を風洞模型実験により求め,屋根の開閉による換気回数の変化等を検討した。また,この空間に必要な新鮮外気量は風力による自然換気だけで十分賄える確率が年間で88%に達することを超過確率を算出して示した。
    (担当部分)実験計画,データ分析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)Nobuyuki Kobayashi, Masaaki Ohba

  21. STUDY ON THE ASSESSMENT OF ENVIRONMENTAL WIND CONDITIONS AT GROUND LEVEL IN A BUILT-UP AREA BASED ON LONG-TERM MEASUREMENTS USING 3-CUP ANEMOMETERS 昭和63年 8月 Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics, Vol.28, pp.129-138, (1988)
    風環境評価のための風速の発生頻度を考慮した評価尺度が,世界各国の研究者によって提案されているが,活動条件や指標とする風速が異なり直接相互に比較することが難しい。これらの評価尺度を適用できるように,平均風速はもとより突風率等の長期間の実測結果を用いて同じ地域の風環境を各種の評価尺度によって評価し,比較した。
    (担当部分)実験計画および研究全体を指導した。
    (著者)Masaaki Ohba, Nobuyuki Kobayashi, Shuzo Murakami

  22. 大空間の暖房時の空気分布の実測 平成元年 1月 東京工芸大学工学部紀要,Vol.11,No.1, pp.61-68,(1989)
    天井が高い吹き抜けの美術館展示室および集会ホールの冬季暖房時の温度分布について実測し,空調の床吹き出しがある場合と無い場合,また,床暖房の有無による温度分布の違いを比較し,それらの効果を明らかにした。
    (担当部分)研究計画を立て,データ分析,論文の執筆を担当した。
    (著者)小林信行,鯉渕健造,武藤 清

  23. アトリウムの温熱環境の実測 大きなトップライトをもつ場合 平成 8年 1月 東京工芸大学工学部紀 Vol.18, No.1, pp.43-51,(1996)
    大きなトップライトを持つアトリウムの温熱環境を実測調査した。特に鉛直温度分布の性状,アトリウム最上部にできる熱溜まりを低減するための換気設備の効果,アトリウム玄関からの外気の侵入が内部の温度分布に及ぼす影響について分析した。
    (担当部分)研究計画を立て,データ分析を担当した。
    (著者)鯉渕健造,小林信行,田中幸彦

  24. A Wind Tunnel Model Study of the Diffusion of Exhausts around Buildings in an Urban Area and its Environmental Impact 平成 9年 7月 Proceeding of International Symposium on Building and Urban Environmental Engineering, pp.348-359,(1997)
    市街地に計画された地域熱供給プラントからの排ガスの拡散状況を調べるために,相似則について考察し,フルード数および吹出速度比の一致を用いた風洞模型実験を行い,周辺地域での二酸化窒素濃度を予測した。
    (担当部分)実験計画,データ分析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)Nobuyuki Kobayashi, Kunio Fujii, Zhongshan Zhao

  25. A Scale Model Study on Contaminant Removal Effectiveness of Industrial Facility 平成10 6月 6th International Conference on Air Distribution in Rooms(ROOMVENT'98)Vol.1, pp.369-375, (1998)
    工場の生産機械から発生する汚染質を換気によって速やかに作業空間から排出するための換気システムを提案し,数種の換気システムの性能を模型実験により検討した。床下から給気し天井から排出する方式が最も換気効率が良好で,作業空間の空気環境を改善できることを示した。
    (担当部分)実験計画,データ分析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)N.Kobayashi, K.Yamanaka, S.Kikuchi

  26. Application of Wind Tunnel Experiment and CFD Simulation on Estimation of Wind Environment inside and outside a Large-Scale Building Complex with an Atrium Space 平成 10年 6月 6th International Conference on Air Distribution in Rooms(ROOMVENT'98)Vol.2, pp.1-8, (1998)
    市街地に建つ複合建築の周辺風環境および吹き抜け空間の気流性状について風洞模型実験を行い,また,これに対し数値シミュレーションによっても検討を行い,強風障害防除の方策を提案した。また,夏季には吹き抜け空間が過度の温度上昇を押さえる役割を果たすことを示した。
    (担当部分)風洞実験部分の実験計画,データ分析を担当した。
    (著者)T.Kurabuchi, N.Kobayashi, A.Arashiguchi, T.Anai

  27. Study on Airflow Characteristics in and around Building Induced by Cross Ventilation using Wind Tunnel Experiment and CFD Simulation 平成10年 6月 6th International Conference on Air Distribution in Rooms(ROOMVENT'98)Vol.2, pp.307-314, (1998)
    住宅の通風のメカニズムを解明するため,建物内外の壁面風圧,建物周辺の流れ,建物内部の流れを風洞模型実験により詳細に測定した。併せて数値シミュレーションを行い,両者の結果について分析した。
    (担当部分)風洞実験部分の実験計画,データ分析を担当し,研究全体を指導した。
    (著者)Y.Iino, T. Kurabuchi, N.Kobayashi, A.Arashiguchi

  28. 風洞実験およびCFDを併用した通風時の開口条件や主風向が異なる場合における建物内外の気流性状に関する研究 平成11年 6月 日本建築学会計画系論文集,No.520, pp.47-54,(1999)
    住宅の通風のメカニズムを解明するため,建物内外の壁面風圧,建物周辺の流れ,建物内部の流れを風洞模型実験により詳細に測定した。併せて数値シミュレーションを行い,両者の結果について分析した。風上開口から流入する主流が開口を通過後,下向きに流れることを明らかにした。
    (担当部分)風洞実験部分の実験計画,データ分析を担当し,研究全体を指導した。
    (著者)飯野由香利,倉渕 隆,小林信行,嵐口晃宏

  29. 風洞実験による建物近傍における排出ガスの長期平均濃度の予測 平成11年 8月 日本建築学会計画系論文集,No.522, pp.29-35,(1999)
    市街地に計画された地域熱供給プラントからの排ガスの拡散状況を調べるために,風洞模型実験を行い,周辺地域でのガス濃度を予測した。また,通常は直接予測することが困難な年平均濃度を予測する方法を提案し,この種の環境アセスメントの手法を示した。
    (担当部分)研究計画,データ分析,論文の執筆すべてにわたり担当した。
    (著者)小林信行,藤井邦雄

  30. 関東地方における上空風の気流性状 平成12年11月 16回風工学会シンポジウム論文集, pp.1-6, (2000)
    関東地方18地点の上空風の長期風観測を行い、平均風向風速、乱れの強さ、風速超過確率などを分析して、地上における風環境評価に必要な基礎的データを提供した。
    (担当部分)風観測計画を作成し,データ分析を行った。
    (著者)野々村善民、中山昌尚、小林信行、平原裕行、田組 潤
学術論文
Wind Engineering Research Center, Tokyo Institute of Polytechnics
東京工芸大学大学院 風工学研究センタ
WERC