建築物の構造設計に関する基本的な要素(荷重、架構、構造材料、応力)について概観する。
不静定構造の応力解析方法、特にたわみ角法、固定モーメント法について理論、計算方法を習得する。また保有水平体力を評価する上で必要な弾塑性の概念、塑性ヒンジの考え方を紹介し、計算方法を学ぶ。
応力解析に必要な荷重(固定荷重、積載荷重、地震荷重、風荷重、積雪荷重)についてその性質と計算方法を学ぶ。水平荷重による応力解析に必要なD値法について計算方法を学ぶ。
鉄筋コンクリート構造物の応力度、許容耐力について学び、計算方法を習得する。
実務的な鉄筋コンクリート構造物の設計方法を学ぶ。
構造力学で学んだ応力解析方法を模型実験を通してその適用性を体得する。
建築物の動的な挙動を解析する上で不可欠な振動理論の基礎を学ぶ。1自由度系、多自由度系の解析方法、制振装置の原理にもふれる。
建築構造に関連する実際の研究を通して、授業で学んだ知識がどのように応用されているのか、未解明の問題に対する研究開発はどのように行われているかを体得する。
風工学に関連する基礎分野の学習、風工学に関する最新の知見をフォローする。
計算機を用いた構造解析がどのような原理で行われているかを学ぶ。大規模な自由度を有する構造物の解析に不可欠なマトリックス構造解析、有限要素法の原理を学ぶ。
日本における構造物に対する支配的な荷重である地震力について学ぶ。過去の地震被害からの歴史的教訓、地震動の解析方法、震源と伝播の様子について解説する。